ヒマつぶし情報
2021.02.18
凍った木を見に行った話【勝手に紹介■秋田のいいとこ教えたい④】
秋田は今年すごい雪です。
昨年末から秋田は雪気味で、県民の方々も引くほど降っているそうです。
電車は動かないし道は滑るし、一日の中で出勤が一番ハードです。
てんこ盛りに降った日には皆様から
「店長、秋田の事、嫌いにならないでね!!!」と、よく言われますが、せっかく東北来たんやしこうでないと。
私、大当たりだね。
持ってるね!
とすら思ってるから安心してください。
(プラス思考)
さて。
秋田に来てラジオの共演から、お世話になっているフリーアナウンサーの【相場詩織】さん。
ご当地リポーターとして出るとのことで「これは見ないと!!」と思い、
「せっかくの全国放送やから(私の)母上にも見てもらおう」と思い連絡した。
放送日は仕事だったので録画して、帰宅してから見た。
「森吉山の樹氷」
の
「アイスモンスター」
(これは何や…??)
まず、樹氷とは?
◆おもに過冷却した霧粒または雲粒が樹木に吹きつけられて凍ったもの。
なるほど、木に付いた蒸気が凍ってまた張り付いての繰り返しみたいな事でこんなことになるのか。
なるほど、とか言ったけど
わからん。笑
見たい。(出た)
なので今回は樹氷を見に行った話です。
いつもは写真少な目な私の記事ですが、今日はいっぱい貼りますので(クオリティは置いといて)お楽しみください。
持つべきものは友
放送を見た母上から
「アイスモンスター私、見たいわ~!!見に行っておいでよ~!!」と連絡が来た。
(母上の名誉の為言いますが、母上は私のようなタイプではないです。どっちか言うと天然系。笑)
しかしながら住んでいる所からの距離感もわからないし、どうやって行くのか?
そしてどんな格好で行けばいいかもわからない。
そんな中「アイスモンスター行きたいな~」とツイートしたのを見て、バスケでできた友達が声を掛けてくれた。
いざ雪山へ
朝10時に待ち合わせ、車で二時間半くらい。
永遠にハピネッツの話(バスケ)をしながら向かう。
秋田の雪道、ケーキ切ったみたいな壁が凄い。断層みたい。
除雪車というもので通れるようにするそうなのだが、どうなったらこんなキレイに切り取ったみたいになるんだろうか。
深夜にやっているという作業を見てみたい。
到着、そして山頂へ。だがしかし…
ロッジ的なところで秋田犬がお出迎えしてくれたよ🐶
寝起き🐶
スキーにスノボ、雪国に来たんだから絶対やった方が楽しいのはわかってるんだけど
私、致命的に高所恐怖症なんです。
なのでリフト、ゴンドラがダメ。
ジェットコースターも観覧車もダメなのでデートにお誘いの際はご参考ください。(←は?笑)
漠然と雪山に行くのはわかってたんやけど
リフト的なのに乗ると思ってなくて(今考えたら絶対乗るやろって感じなんやけど)
はじめはまだそこまで高くなく余裕の表情。
だがしかし、徐々に上がっていく標高。
(ゴンドラは往復1800円でした)
木々もだんだん白くなってきた。
もう前しか向かねぇ状態。
顔もこわばり「怖い」しか言わなくなる。
私が前しか向いていないうちに辺りは真っ白。
何も見えないのをいいことをに、
すかさずシャッターを押す私。
『いつまでこれ乗るんや…』
片道20分とのことで絶望する私。
いよいよ全体的に視界は白くなり、もはや別世界に。
とか言ってたらいきなり山頂に到着した。
ここは一体…
ゴンドラを降りた瞬間、完全に下界(?)とは別世界だった。
降り場は寒さと蒸気でモクモクと曇っていて心なしか酸素が薄く、息が切れる。
案内人のおっちゃんが、服装を見て何が必要かすぐに教えてくれる。
友人は「これ(長靴)に履き替えて手袋買った方がいい」とレクチャーされていました。
長靴とスノーシューとストック(スキーの時に持つヤツかな?)は無料で貸してくれて、300円くらいだった気がする。
私はわかっていないながらにも完全防備な上、ズボンの上から履くタイプのビニールのカッパ的なものを持っていって履いたので「あの人はあのままでいい」的なことを言われていた気がする。
「さぁ行こう!」と張り切って出たものの
絶望。
ホワイトアウトで何も見えない。笑
樹氷平まで歩くとの事だが、どう考えても行けそうにない。
「あの絵の上の方の人がいる所らへんが写真スポットなんでそこで撮って、今日はそれ以上奥に行かないほうがいいね。」
でしょうね!!!!!!!!!笑
(いや笑えない)
えーーー…どうする?
これ行ける??
無理じゃね???
しかし私たちは向かった。
二時間半かけて車で来て、あんな怖い思いして登ってきたのに手ぶらでは帰れない。
この薄っすーーーーーーら見えるロープだけが頼り。もうどこを目指しているかもわからない。
かろうじて見える他の登山者がつけたであろう足跡をたどるも、すぐ新雪が積もり、その上を歩いても雪にはまってしまい膝まで沈む。そのたびに大騒ぎ。
とは言えそんな中、
木に付いた氷も雪も綺麗。
「なーなー、これホンマにあってる?」
「あってる!と思う!!」
「ちょっと休憩しよ!!息でけへん!!」
「やばい、マスクの中の蒸気でびっしょびしょ!」
「足抜けへん!!!」
当たり前やけど、雪山なんか歩いたこと一度もないのよ。
ほぼ誰も居ない雪山。
大騒ぎしながらも、とうとう着いた。
撮影スポットのお写真は…
晴れていれば、それはそれは美しいのですが。
↓正解がコチラ
(掲載許可いただいております)
この日の着地は
コチラです。
以上、
晴れていないバージョン
でした!!!!!!!笑
しかしながら命を懸けてここまで来た感があって、とても達成感はありました。
大騒ぎしながらも途中マジで迷ってしまい、この絵でいうと「今日はやめといたほうがいい」と言われた上の方へ行ってしまった我々。
「なぁ、これマジであってる?」
「もう戻ろう!」
「うん!!!!!!!」
約0.5秒で決断したのだけど結果あのまま行ってたら結構やばかった。我らながらナイスな決断でした。笑
初めてみる樹氷
葉がついていない方が個人的には好みだった。
風が吹く方に成長(?)していくらしい。
折れている枝が落ちていたので、触ったらくっついている氷?雪?が取れるのかなーと思ったけど葉っぱに凍って張り付いて取ろうとしても取れなかった。ガッチガチ。
幹も凍ってた。
マジもんの雪と氷の世界でした。異世界感すごかった。
次は晴れてるときに見たい。
さぞかし綺麗だろう・・・⁂
戻る時に、これから見に行くお姉ちゃん二人とすれ違ったのだけど、ロングスカートにちょっとした上着だけで
(((おっちゃんあれでGO出したんか????!?!?!)))
と、見ていて心配になった。
「なんかキレイみたいじゃん?ノリで行っちゃう?」的な感じで来たのかもしれない。
案の定全然まだ進んでない時点でもうえらいことなってた。
無事に行って帰れただろうか。
私たちは後ろ姿を見守ることしかできなかった。
↑見えるかしら。笑↑
地上へ帰ります。
再びゴンドラ乗り場に戻ってきて、ナチュラルにコーンスープを買ってる自分がいた。本能にはあらがえない。
帽子はバリバリに凍って、はたいても取れない。
「もう無理だよ溶けるまでほっとくしかないよ。」
「せやな。」と言ってそのまま被った。
冷たいのかもわからなかった。
再び恐怖のゴンドラ…なのだけど、帰りは「キレイ!」の方が勝って、中で立ち上がって写真撮りまくっていた。美しさの前で、人は成長する。
この樹氷を見たい方は秋田県にある森吉山阿仁スキー場を目指せばいい感じです。
この辺りは星空もキレイとのことなのですが、我々的には「夜にここ来るの…?」という恐怖しか想像できなかったので次は是非いい時に来たいと思う。
森吉山の詳細は↓
おまけ
帰りに友人のおすすめのお蕎麦屋さんに行ったのだけど、めちゃめちゃに美味しくて何なんだこれはと思いました。
十割そば。
お蕎麦ももちろんおいしいのだけど、このお寿司。
お寿司がめちゃくちゃおいしかった。
まぐろの味が凄く濃い。
どうなってんのよ。
お蕎麦とお寿司のこちらのセットで1300円とかだったと思う。
セットの為だけのお寿司でこの味は凄すぎる。
「まぐろ握り一本の寿司屋、やったらええのに!」というクオリティ。
お店側ももっと激烈に推した方がいいと思う。
ソレくらいおいしかったのでみんな一回食べてみて欲しい。
マジで。
ちなみにこれはお蕎麦が大盛+100円(激烈にお腹すいてた)
他のメニューもめちゃおいしそうだったからまた行きたい。
高橋旅館の横にあるお食事処「憩」。
「みやまいなり」も「ごまもち」も、どんなものかわからないけど美味しいらしい。
こちらは持ち帰りもできそうだから併せてご堪能下さい!

店舗店長の顔も持ちながら、商品プロデュースやコラボ商品制作
イベント開催など今までにないものを作り出す0→1バイヤー。
全国転勤族。関西弁以外話せない。
現在は秋田OPA店に所属しております。
秋田おもろい。ご飯美味しい。